歯周病が早産の原因に!?
さいたま市北区土呂駅前のイクティス歯科クリニックです。
今日は歯の豆知識を投稿します♪
歯周病の人が早産をする確率は通常の約7倍になると言われています。
なんとタバコやアルコールよりも早産の原因になる可能性が高いのです。
陣痛は子宮収縮作用のあるプロスタグランジンという物質の分泌が高まって起きます。このプロスタグランジンの分泌を促すのが、炎症によって増える生活活性物質サイトカインです。
細菌などに感染して、羊膜などが炎症を起こすと、サイトカインが増え、プロスタグランジンが分泌され、子宮の収縮を起こし、結果的に早産につながるのです。
歯周病は、歯周病菌によって歯肉が炎症を起こしている状態なので、歯周病の程度が重くなるにつれ血中のサイトカインが増え早産のリスクが高まるのです。
「おなかの赤ちゃんに栄養を取られて歯がボロボロになった!」という人もいますが、実際にはそんなことありません。
妊娠中はつわりの影響で、歯を磨こうとすると気持ち悪くなり、歯ブラシを口に入れられなくなり、虫歯や歯周病になる人が多いのです。
歯周病菌には女性ホルモンの好きな細菌がいます。妊娠中は女性ホルモン値が高くなりますので、歯茎の炎症を起こしやすいのです。
妊娠中にはいつも以上にしっかりとブラッシングを行い、妊婦健診を受けましょう。
また、歯周病菌は感染症なので、お父さんになるご主人にも健診を受けてもらいましょう。
妊娠生活を気持ち良く過ごし、元気な赤ちゃんが生まれるよう、環境作りをしてあげましょうね♪