小児矯正について
こどもの矯正とおとな矯正の違い
こどもの矯正では、おとなの矯正のように負荷をかけて動かすというよりは、顎の成長をコントロールし、適正な永久歯の歯並びに整えていくことを目標に治療をおこないます。
おとなの矯正では、顎の成長はほぼ終了しているため、歯1本1本にブラケットと呼ばれる矯正装置を付けたり、マウスピース型の矯正装置で並べていきます。
おとなの矯正も、こどもの矯正も年齢制限はありません。
様々な不正咬合に応じた治療方法がありますので、お気軽にご相談ください。
矯正治療の痛みについて
悪くなった歯並びを治していくおとなの矯正治療に比べて、こどもの矯正治療は生え替わりのコントロールを行いながら歯を支えている土台から広げていく治療が多いため、痛みが少なくて済むことが多いです。
また大人よりも顎の骨が柔らかく順応性が高いため、装置に慣れるまでの期間も早く、装置をつけていることさえ忘れてしまうお子様もいます。とはいえ、痛みなどの感受性には個人差がありますので、痛みや違和感を訴えるお子様もいらっしゃいます。その場合には無理をせず、一人一人のお子様に合わせた方法で矯正治療を進めていきます。
イクティス歯科が
選ばれる5つの理由
- 患者様により添い
最適なプランを提供患者様やご家族のご意見やご要望をお伺いし、お子様にとって最適な治療方針となるようにご提案いたします。 - 女性の矯正医による
きめ細やかな治療当院の副院長江藤医師は二児の母。母ならでは、女性ならではのきめ細やかな治療をおこないます。 - できる限り抜かない治療こどもの矯正治療は、生え替わりや成長のコントロールを行うことができるという素晴らしいメリットがあります。適切な時期に乳歯の生え替わりをコントロールしていくことで、できるだけ永久歯を抜かずに済むような口腔内を目指します。
- CT・口腔内スキャナによる
正確な診断CT・口腔内スキャナを用い正確な診断と的確な治療をおこないます。肉眼では見えない場所の診断も可能です。 - 虫歯や抜歯などの
総合的な治療も可能矯正を始める前に必要な一般歯科治療もおこなっており、一般歯科治療と矯正の総合的な治療が可能です。
無料相談窓口を設けております
イクティス歯科では、お子様の歯の悩みに歯科医が直接お答えします。ご自分の歯の状態や治療方法など、専門家の立場からアドバイスします。
まずはお気軽にお問い合わせください。
小児矯正の流れ
- 初診・相談問診を行い、ご要望などをお伺いします。生え替わりをする永久歯などのチェックのためレントゲン撮影を行い、お口の中を見せていただきます。適切な治療開始時期や、その時点で考えられる治療方法、おおまかな期間や費用などを丁寧にご説明いたします。
- 精密検査診断と治療計画作成のため、型取りや矯正診断用レントゲン撮影など、資料採りを行います。約30〜40分程度です。
- 診断診断結果のご説明を行い、治療計画・治療方針を決定します。治療開始後のご説明なども行います。
- 第一期治療こどもの矯正治療は2段階で行います。第一期は前半の治療で、乳歯〜混合歯列期に行う治療です。顎の成長をコントロールしながら噛み合わせや歯並びを整えていきます。一期治療終了の段階で歯並びが整い、矯正治療終了になるケースもあります。
- 保定・経過観察目的とする位置に歯が移動したら、あと戻りを防ぐための保定の装置(リテーナー)を使い、整った歯並びを維持します。
- 第二期治療第二期は後半の治療期間で、一期治療で顎の補正が完了しても、歯のでこぼこや、上下の噛み合わせが良くない場合に仕上げとして二期治療(ほぼ成人矯正)をおこないます。矯正相談時期によっては一期治療はおこなわず、二期治療から開始する場合もあります。
- 治療終了
- 保定・定期健診目的とする位置に歯が移動したら、あと戻りを防ぐための保定の装置(リテーナー)を使います。保定段階になると2〜6ヶ月毎に1回の通院になり、約2年間のアフターチェックを行います。
態癖の改善指導について
指しゃぶりが歯並びを悪くすることは比較的広く浸透していますが、生活習慣の中には歯並びに悪い影響を与える癖がたくさん潜んでいます。
お口の中をとった模型と照らし合わせると、びっくりするほど顕著に出ている方もいらっしゃいます。次のような癖があったら今すぐやめるように努力しましょう。それだけでもきれいな歯並びを作る前準備となります。
歯並びに影響する習慣
- 頬杖
- うつぶせ寝、横向き寝
(頬に手を当てたり、枕を頬に当てて横を向いて寝る) - 同じ方向からテレビを見る
(首をひねって右か左を向く時間が長い) - 下唇をかむ
- 舌を歯に押し付ける、
もしくは歯と歯の隙間から出す - 口をあけたままにしている
(口呼吸) - 爪を噛む
MFT(口腔筋機能訓練)について
お口周りの特定の筋肉が弱いせいで、歯並びが悪くなっているようなケースでは、まずこの口腔筋機能を改善しなければ、矯正治療を一度したとしても同じような状態に戻ってしまいます。
患者様によって訓練しなければいけない筋肉が異なりますので、患者様ごとに実行可能な訓練方法をご提案します。毎日実行できるかどうかが重要になりますので、担当衛生士と効果の出方や患者様の協力度を見ながら進めてまいります。
小児矯正で使用する
矯正装置
日本人は先進国の中で一番歯並びが良くないと言われています。これは、歯並びが悪い人が多いのではなく、きちんと歯列矯正をしている人が少ないからです。イクティス歯科クリニックでは、生活スタイルに合わせて、様々なタイプの歯列矯正をご用意しています。
3Dリンガルアーチ
:半固定式装置
主に6歳臼歯のコントロールに使用。いろいろな症例に応用可能で、舌側装置のため外からは全く目立ちません。お子様の矯正で、永久歯の萌出スペースを確保していくために使用することが多い装置です。
3Dクワドヘリックス
:半固定式装置
上顎の緩やかな拡大に有効。横幅の改善に使用。外からは全く目立ちません。お子様の矯正治療の後期に用いたり、ブラケット治療と併用したりします。
拡大床
歯がきれいに並ぶスペースが足りない場合に使用します。歯列を頰側に拡大して歯の生えるスペースをきちんと確保するために使用する装置です。
急速拡大床装置
上顎の歯列の横幅を横に広げる固定式拡大装置です。上顎はもともと左右2つに分かれており、上顎正面のつなぎ目によりつながっています。このつなぎ目を急速拡大装置によって広げることで顎の幅を広げます。
ヘッドギア 半取り外し式装置
顎や頭を固定源として、ゴムの力で上あごの奥歯(第一大臼歯)を後ろへ移動させる装置です。歯に付けたバンドは取り外せませんが「フェイスボウ」は自分で取り外すことができます。
フェイスマスク(上顎前方牽引装置)
上顎前方牽引装置とは、上顎を前方へ引っ張る装置で上顎全体の成長を促す効果があります。
筋機能矯正装置
筋機能矯正装置とは、口腔周囲筋の力の有効活用と、異常な口腔周囲筋の力を排除する、双方の機能を持ち合わせた矯正装置です。主に成長期の上下顎の関係を改善させるために用いられます。
リテーナー
リテーナーは、矯正装置を外した後の歯並びが後戻りしないように使用する装置のことです。目的の場所に移動した歯並びが安定するまでの保定期間に使用します。
よくある質問
Q.こどもの矯正は、
いつ始めるのがベストなんでしょうか?
A:最適な治療開始時期はお子さんの状態によって違います。
治療するしないにかかわらず、早い段階でお口の状態を拝見させてください。
小児歯列矯正では、大人の矯正のように負荷をかけて動かすというよりは、顎の成長をコントロールし、適正な永久歯の歯並びに整えることを目標に行います。
また、乳歯から永久歯に生え換わる時期でもあるので、それを踏まえた上で、矯正治療をおこなうことが大切です。それぞれのお子さんにベストな治療開始時期がありますので、歯ブラシ指導などの予防管理をおこないながら、適切な時期まで経過を観察することもあります。
患者様の声
10代男児の保護者様より
「永久歯を抜く事がないよう顎や顔の骨格からその子にあった矯正を勧めてくれました。」
乳歯の時に前歯を怪我して、それが原因で前歯がまっすぐ生えてこなかったので、見た目がとても気になっていました。
矯正具を付けた直後は、動いている痛みがあったようですが、それ以外は痛みや不便を感じることもほとんどなく、矯正期間を過ごす事が出来ました。
イクティスでの矯正は、なるべく永久歯を抜くことがないよう、顎や顔の骨格から子どもにあった矯正を勧めてくれるので、安心してお任せする事ができました。矯正具が外れたり、切れてしまった時は、どうしよう!と心配になりましたが、いつもすぐに対応して頂き、不安なままで過ごす事はありませんでした。
優しい先生と、優しいスタッフさんが揃っているので、何も心配せずにまずは矯正相談してみて下さい!